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拉致から41年 講演1400回超に

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181115-00000503-san-soci

 横田めぐみさん(54)=拉致当時(13)=の拉致発生から41年となるのを前に14日、記者会見した母の早紀江さん(82)は被害者全員の即時救出へ固い決意を示した。ただ、ともに救出運動に駆け回り、この日、誕生日を迎えた夫、滋さん(86)は入院中で欠席。早紀江さんは「一日も早く、拉致問題を解決させて闘いを終えたい」と、悲痛な心中をにじませた。

 「いつも明るく、にこにこして、逆に慰められている」。早紀江さんは滋さんの最近の様子を明かした。「必死に頑張ってきたから、少し休ませていただいていると思う」

 滋さんは病室に飾るめぐみさんの写真を励みにし、早紀江さんも写真に華やかな花を添え「見守っているよ」と語りかけるという。

 平成9年に結成した家族会の代表となった滋さんは全国を飛び回り夫妻の講演は1400回を超えた。滋さんは持病などで19年に代表を退任。後を継いだ田口八重子さん(63)=同(22)=の兄、飯塚繁雄さんも80歳で体調がすぐれない。早紀江さんは「親の世代で決着をつけたい。次世代に同じ苦しみを味わわせたくない」と語る。

 一方、北朝鮮にはめぐみさんの娘、キム・ウンギョンさん(31)と家族がいる。26年に対面したウンギョンさんとの再会を問われた早紀江さんは「望みません。拉致被害者の皆が帰ってこない限り、会いません」ときっぱり答えた。

 家族は「平成」の多くを救出に費やした。天皇陛下の譲位を来年に控え先月、84歳の誕生日を迎えた皇后さまは拉致問題について「平成の時代の終(しゅう)焉(えん)とともに急に私どもの脳裏から離れてしまうというものではありません」と思いを示された。

 早紀江さんは、皇后さまが蓮池薫さん(61)ら被害者5人が帰国した14年にも、家族らをいたわる思いを示されたことに触れ「皇后陛下は本当にお優しい方。今回もお心を伝えてくださった」と感謝しつつ「昭和、平成の区切りを意識することなく被害者を救うためだけに駆け回った」と悲しげに振り返った。

 また、拉致を知らない若い世代への継承や、報道を通した啓発の重要性にも触れ、「いまだ解決しない拉致という恐ろしい問題を学校でも教えないといけない」と強調した。



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