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「いくら食べても減らない」“博多うどん”いま熱い? 軟麺のゆで時間40分も(西日本新聞)

http://rdsig.yahoo.co.jp/rss/l/headlines/soci/nishinp/RV=1/RU=aHR0cDovL2hlYWRsaW5lcy55YWhvby5jby5qcC9obD9hPTIwMTYwNDAyLTAwMDEwMDAxLW5pc2hpbnAtc29jaQ--

 「うどんにコシはいらない」。福岡市出身のタレント、タモリさんの言葉が象徴するように、軟らかい麺が特徴の「博多うどん」。四国出身で東京在住ながら、そのとりこになり、とうとう本まで出してしまった人がいる。タイトルは「博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか」(ぴあ社)。この長くて思わせぶりな題名の本が、じんわり話題だ。福岡市を訪れた、筆者で外食コンサルタントの榊真一郎さん(56)に話を聞いた。

【画像】「博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか」

 博多うどんのルーツは、忙しい博多商人がさっと食べられるようにゆで置きした軟らかい麺とされる。博多地区はもちろん、福岡県では今でも一般的に「軟らかいうどん」が好まれており、榊さんはこれを大きく「博多うどん」と捉えている。仕事で福岡を訪れるうちにファンになり、「その魅力を伝えたい」と、昨年12月に本を出した。

 執筆に際しては「博多うどんを見極めようと、昨夏、LCC(格安航空)で福岡を弾丸訪問して食べ歩きました」と榊さん。著書では「因幡うどん」や「かろのうろん」「うどん平」など老舗や人気店を、半日で6店も回った体験をつづり、各店のだしや麺の食感、トッピングなどを驚きや愛情を交えて記している。

 ぴあ社の編集部によると、同書は福岡のほか、東京でも売り上げを伸ばしており、既に増刷もされた。「ご当地はともかく、関東でも売れたのは正直意外でした。タイトルを見て『博多ラーメンならぬ博多うどんとは?』と関心を持った人も多いようです」と言う。

牧のうどんで、うどんを食べる榊真一郎さん

■1杯2千円以上

 「手間をかけて軟らかくした麺が、よく取れただしを吸い、喉越しも滑らか。消化が良く、いくらでも食べられる」。榊さんは、博多うどんを熱く語る。最もはまった「牧のうどん」を例に取れば「客単価600円ぐらい」で、コストパフォーマンスも魅力だという。

 さらに、本職は経営コンサルの榊さんは、博多うどんの店が今と変わらぬ味や品質を保ち、東京に進出した場合のシミュレーションも展開。「世界中のおいしい食べ物が食べられる東京で、おいしい博多うどんを食べられる機会があまりないのはなぜ?」との自らの疑問を解きほぐしていく。

 取材やリサーチで、材料や人件費、デリケートな味や品質を保持するためのコストなどを試算。その結果「1杯2千円以上でないと東京では経営が成り立たない」と結論づけ、一部例外はあるものの、博多うどんが「関門海峡を越えなかった」理由とした。

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